トランペット教室   
 アルル音楽教室 東京・目白 
 03-3953-0777
 aruru.hoshina@gmail.com
 東京都新宿区下落合3-20-5 
 山手線目白駅徒歩7分(池袋、高田馬場の間)
 小学生から70代の方まで楽しく通っています

     
 
 曲が吹けるようになると発表会に出演も可
 ジャズ系はライブハウスで友人を招待して
 お酒を飲みながら楽しく・・・
 クラシック系はホールで、独奏、アンサンブルも
 オーケストラもあり・・・
 
 
練習室使用 無料(予約不要) 30室有
 トランペット持ち帰りレンタル 無料 
 個人レッスン(30分)年間42回
 曜日、時間、部屋をあなたの指定席として確保
 入会随時、退会も随時・月末の電話で即月退会OK
 体験レッスン 無料 未経験者可
 入会金  16500円
 月謝   12350円 
 アルルの音楽教室ですのでスタジオ代は不要です
 指定席なので次の日程の打ち合わせも不要です。
 
   

 トランペットの謎
  1、音がなかなか出ない
  2、高い音が出せない
  3、直ぐに吹き疲れする
  4、練習しても練習しても上達しない

 (その答えは簡単です)
 その答えは簡単です。トランペットを楽器だと
 思っているからです。ギターやピアノのような
 楽器は練習すれば練習しただけ指が動き上達
 します。トランペットは楽器ではないので音は
 発しません。トランペットは唇の振動が発する
 微細な音を拡大する拡声器です。ですから
 訓練すべきはトランペットではなく自信の身体
 です。オペラを歌うように身体全体を上手く
 使って声帯の代わりに唇を振動させます。
 その為のコツを学ばなければあがきと言う努力
 するだけで上達はしません。
 正しい吹きかたをしていればリコーダーのように
 楽に吹ける楽器です。
  
      トランペットが恰好良く吹けると
気分爽快です。
しかも息を深く、強く使うので
健康にも良いです。
子供用にはコルネットのレッスンも
しています。
深い幽玄な音色のフリューゲルホルン
のレッスンもしています。

 初心者は音が出ないトランペット・・
 アルルの体験レッスンで音が出なかった人は
 一人もいません。
 音が出る人には楽に音階を上がれるコツを
 教えています。

 さあ、弱点を克服してレベルアップをめざす。
 ビッグバンド、オーケストラも夢じゃない。
 トランペットは吹けるようになるとその
 高揚感は最高です。エベレストに登った気分
     
 
  入会金     16500円
  月謝      12350円
  体験レッスン 無料
  レッスン回数 年間42回
  レッスン形式 個人レッスン(30分) 
    曜日と時間を固定しますので規則的に同じ場所で受講できます

  楽器レンタル 持ち帰りレンタル制度があります・無料
  自由練習   空いているレッスン室を無料で使えます(生徒さんに限る)

  入会レベル、音楽ジャンル、年齢は自由です

  行事      ジャズ系はライブハウスで発表会を開催します
           クラシック系はホールで発表会を開催します
           オーケストラもあります


   楽器の種類  トランペット、コルネット、フリューゲルホルン

 
    レッスン楽器一覧 目次のページに戻る 表紙に戻る  地図  


古川和音                
京都市立芸術大学卒業
関西トランペットコンクール受賞
レッスン曜日  相談

私の父がトランペットを吹いていたので私も
興味を持ちトランペットを始めました。
音は何とか出ましたが、上達するにつれて
新たな壁が立ちはだかりました。
壁を乗り越えた時の感激、そして好きな曲を
自由に吹けるようになった時の達成感を
皆様と分かち合いたいと思います。

一緒にトランペットの悩みを解決して
いきましょう。私がお手伝いします。


 

髙江洲 圭

髙江洲圭


私が最初に手にした楽器は打楽器でした。歯並び
に問題があり初めは希望の楽器を手にする事が
出来ませんでした。
しかしある人との出会いとアドバイスで
トランペットを手にすることが出来ました。
そんな経験から、少しでも皆さんの
トランペットを『始めてみたい!』
『上手くなりたい!』という気持ちのお手伝いが
出来ればと思っています。

スターウォーズ生徒発表会・リハーサル動画
https://www.youtube.com/watch?v=SIkI4CMS5gA


沖縄県立芸術大学卒業
桐朋学園大学 研究科修了

開講曜日 水曜、金曜、日曜   

  おさらい会報告
  雑記帳
 
 

岩田 麻美
岩田麻美

小学校4年の時に吹奏楽部に入り、トランペット
出会いました。それ以来「トランペットが好き、
トランペットがうまくなりたい」という気持ちを
持ち続け今に至ります。


レッスンでは、生徒さんが演奏したい曲が吹ける
ようになることを目標にして、クラシックを基礎に
個人のレベルに合わせて行っております。


また、アンサンブル発表会では金管アンサンブル
に挑戦している方もいます。

レッスンやアンサンブルを通してトランペット仲間
と一緒に音楽を楽しみましょう。


 土曜日開講
 桐朋学園音楽大学卒業。
 桐朋オーケストラアカデミー修了


福島伸恵先生

 福島伸恵

『トランペットは音を出すのは難しい楽器ですが
音が出た時の喜びはとても大きなものです。』

『個人に合わせて基礎からしっかりレッスン
します!一緒に頑張りましょう!』

現在、小、中、高のブラスバンドで指導しています。
口が楽器の一部であるトランペットは一人一人全員
が異なる事情を抱えます。ですから、画一的な
教え方ではなく、その人に合った吹き方を一緒に
考え、指導しています。

今、トランペットで悩まれてる方は、一度体験
レッスンに 来てください。道は必ず開きますよ。

尚美学園大学音楽表現学科卒業、同大学院修了。
卒業演奏会、ヤマハ新人演奏会に出演。
大学院在学中にナチュラルトランペットを始め、
様々な演奏会、レコーディングに参加。
小、中、高等学校吹奏楽部にてパート講師を勤める。

 (開講曜日) 月曜

ジャズトランペット
高橋正博先生


 
高橋正博 ジャズトランペット


トランペットは難しい楽器です。難しいだけに
やりがいのある楽器です。この厄介な楽器で
奇麗な音を出し、美しいメロディを奏で、そして
ジャズのアドリブまでしてしまう。
この達成感はもう人生の至福のひとときですね。

アドリブまで出来るように指導します。
 
 ◆チョットしたプロフィール◆
 
  高橋 正博
・高校時代に軽音楽部でトランペットを手にして
以来トランペットの虜となる。
・渡辺貞夫教室にてジャズ理論を勉強。
・小野満とスィングビーバーズ、チャーリー石黒と
東京パンチョスなどビッグバンドに在籍していた。

(生徒さんより)
「ジャズトランペットのコースで入会しました。
トランペットは大学のサークルで始めたのですが、
なかなか上達が難しかったので入会を決めました。
先生が丁寧に優しく教えてくださるので練習が
どんどん楽しくなりました。サークルの友人にも
音が綺麗になったと褒められました。
(大学1年生、女性)


 開講曜日  木曜、日曜 
 体験レッスンは無料で随時申し込みが可能です。
 入会を前提としませんので気軽に申し込んでください

 楽譜が読めない楽器に触った 事がない、音痴・・年齢が・・大丈夫です。
 以前からトランペットに興味があった。ならば是非いらしてください。
 他の教室で受講しているが上達しない・・問題をみつけましょう。
 アルルのトランペット教室の気になること
    
 1 体験レッスンの後、自分から質問、相談しない限り直ぐに帰れます。
   引き留め、勧誘はありません。
 2 スタジオ代などの別途費用は不要です。
 3 レッスンの契約期間はありません。1ヶ月で退会しても自由です。
   その場合発生する支払いはありません。
 4 レッスン開始後他の楽器に変更したい場合に入会金は必要ありません。
   又、その科目の楽器を無料で持ち帰れます。
 5 退会はお電話だけで即日出来ます。翌月、翌々月分を銀行口座から
   引き落とすという事は,アルルではしません。
 6 入会後都合で退会しても、その後再入会する時に入会金は不要です。
   再入会は何回でも繰り返せます。
                 
 トランペットの上達は、歯と口の形で左右される。
 実は向いてない人もいる!!
 トランペットの音の正体は唇の振動です。
息を吹き出すと、マウスピースと歯によって唇は圧力を受けていますので、
息(空気)は圧力を受けていない唇の中心部(マウスピースの中心)を通り抜け
ます。この時の空気の流れと唇との摩擦、抵抗により唇が振動し、その振動は
空気の音波となり、トランペットの中で綺麗なしかも大きな音となります。

つまり音を出す仕掛けは、歯と唇、その人の顔のつくり、口の形で変わります。
又、発音も単純ではなく上下の唇を全く接しさせないで吹くと言う人もいるし、
極軽く合わせておいてそこに息を通すという人もいます。
又、唇のどの部分(唇の外側、内側)を振動させるかで音色が変わります。
唇の中心は木管楽器のリードですから、中心は脱力し振動しやすくします。
ところが唇のリード部分に力を入れてしまうアマチュアが多いです。
音色はよくないし、何よりもすぐにバテます。

これを読んでいる方はネットでプロの方の指導を研究していると思います。
しかし、プロの方は自分の顔の骨格、口、唇、歯に合った吹奏を身に付け、
それを正しい吹奏、練習方法として公開しています。
語っている内容は正しいのですが、口の形状が違う人には当てはまりません。
又、唇の使い方により音色が変わります。
乾いた音、詰まった音でもロックジャズでは通るかも知れませんが、
本来は柔らかく艶があり、伸びがある柔らかい音色が求められます。
そして、何よりも疲れない奏法が理想です。

教室選び 10 の法則

 1 その音楽教室に入会すると本当にその楽器の演奏ができるようになるのかどうか?その見分け方
    音楽教室は年1回発表会を開催しています。その音楽教室の独奏の発表会のプログラムを見せてもらって、生徒さんが
    独奏で弾いている曲目を見てください。自分がその教室に入った場合に将来上達できるのか、未来の自分を見る事が
    できます。独奏の発表会を行っていない教室は、その教室で上達した生徒がいない可能性があります。  
  確実にレッスンが受けられるかどうか?
    アルルでは生徒さん全員に指定席を用意していますので確実にレッスンが受けられます。
    スケジュールが選べるシステムで多く発生する問題は、希望する時間は一杯で予約が取れず、又、希望と講師の予定が
    合わず、結局レッスンが受けられない・・そうこうしている内に月が変わってしまう、という話はアルルではありません。
  レッスン継続の契約期間があるかどうか?
    希望に燃えて始めても、上達出来なかったり、様々な事情により退会する必要は多々あります。その場合に契約期間が
    あると支払いが発生します。退会が自由に出来るか、退会の際に請求されるお金があるかないかの確認が必要です。
  再入会が多い教室かどうか?
    せっかくレッスンを始めても、仕事、受験、転勤、健康、家族、その他の事情で退会する必要が必ずあります。
    その様な場合に、再度行きたくなる教室かどうか。再入会が多い教室は満足度の高い教室。再入会がない教室は満足度
    が低い教室という事になります。アルルは再入会が非常に多い教室です。
  どんな先生が教えてくれるのか?
    教えてくれるのは講師という一人の人間です。講師のレベルは極めて重要です。
    又、講師の入れ替わりが多い教室での上達は限界があります。
  個人レッスンかどうか?
    上手くなりたいのでしたら、それは個人レッスンが良いと断言します。
 7 レッスン回数の確認
    ビギナーの場合は、レッスンを受けてもすぐに身に付きません。次のレッスンまでに間が開くと元に戻ってしまいます。
    ですから、レッスン回数が多いか少ないか確認が必要です。正直に言うと月2回レッスンでの初心者の上達は困難です。
  1回のレッスン時間について
    特にビギナーの場合、レッスン時間が長くてもその分上達出来る訳ではありません。一人での反復練習が必要と
    なります。ですから、小まめに回数を多くレッスンを受けた方が上達します。年間のレッスン回数の確認が必要です。
  アンサンブル活で動があるかどうか?
    独奏の腕が上がったら、次はアンサンブルです。その楽しみは一生の楽しみとなります。
 10 勧誘営業があるかどうか?
    音楽の本来の目的は営業行為からは生まれません。勧誘営業は音楽、上達とは別な所に目的があるという事になります。
    又、月謝とは別にレッスンの度に別の費用が発生する例もあります。月謝以外の費用の確認が必要です。
                     
一言 
   
 せっかくトランペットを手にしても、半年もしない内にトランペットをクローゼットに仕舞い込むのはやめましょう。
 トランペットを演奏する為にはご本人の努力と教室の真面目な方針が必要です。私は皆様の上達を願っています。

                                     アルル音楽教室 代表 星名久夫  
アルルにはどんな人が通っているの
  アルルでは小学生から60代の方まで通っています。アルルは趣味の人を対象とした音楽教室です。
  平日の昼間は、平日休みの社会人、主婦、子供、リタイアされた方、学生が通っています。
  平日の夜は主に社会人の方が通っています。
  土曜と日曜は東京から遠方の方や、平日は来れない社会人の方や子供などが賑やかに通っています。 
  大人の入会者は大半が全くの初心者で、他には学生の時に部活でやっていた方とか、他の音楽教室に通って
  いた方が入会しています。
アルルに入会するとどんな感じ


アルルは遊びで終わるレッスンはせずに、上達が持続する為の正統派のレッスンをしています。
  アルルでは基礎練習から始めます。家を思い浮かべてみましょう。赤い綺麗な三角屋根、可愛い出窓。
  しかし、その下には地中に深く掘り下げられた強固な基礎があります。もし、基礎が無ければ台風で飛んでしまいます。  
アンサンブル
アルル内のアンサンブル活動は生徒さん達のクラブ活動のような形で行っています。ですので月謝とかの決まりはありません。
トランペットはジャズのグループとクラシックのグループに分かれます。ジャズはブビックバンド、クラシックはオーケストラ参加も出来ます。 
アルルの入会条件
 音楽が好きなことだけ。楽譜が読めなくてもOK。 楽器が無くてもOK。 楽器に触った事がなくてもOK。上手くなりたい気持ちがある事。
講師演奏動画  アルル講師コンサートより  

アルル音楽教室 トランペット 音楽院 音楽学園
アルルの女/ビゼー

 
アメージンググレース


ストレートノーチェイサー
 
レッスンと上達の豆知識
レッスンで説明を受けて演奏します。しかし、説明を受けても直ぐに出来るわけではありません。反復練習が必要です。
練習をしていると自己流の道に迷い込みます。又、次のレッスンで軌道修正をしてもらい、次のステップを学びます。
その繰り返しがレッスンと上達の道のりです。
極端な話として、1日で6回レッスンを受けたとします。しかし、その日1日の上達の度合いは1回だけのレッスンと殆ど変りません。 

初心者がいきなり曲を吹くと広い音域を使うことになります。低音と高音では吹き方が違うのに、
それを無視して無理やり曲を吹くと、音が出ても音色も悪く音楽とは言えない騒音状態になります。
その状態を数か月以上続けてしまうと、その後の修正は極めて困難になります。
最初に身につけた吹き方は母国語状態。修正は新規に外国語を学ぶのと同じ状態になります。
発音から何から何まで全てを変える必要に迫られます。   トランペット製造の動画
       科目一覧のページに戻る  目次のページに戻る  表紙に戻る 地図  資料請求  このページのトップに戻る
   ☎ 03(3953)0777(受付時間 13:000~22:00)〒161-0033 東京都新宿区下落合3-20-5 (最寄駅 目白)  メール  トランペット教室・アルル  
 
      


 トランペットを始めるに当って  

 練習について
 トランペットは全ての楽器の中で、過激なスポーツと全く同じ要素を含んだ楽器です。
 だから、トランペットを吹くと気分が爽快になるのですが・・。

 よく休む・・
  トランペットの練習に必要な事は休む事です。つまり、吹くのをやめる事です。
 何を言っているんだ?と思われるかも知れませんが、そこでスポーツを考えてみて下さい。
 100m全力走の練習する時に、立て続けに走る人はいないでしょう。
 腕相撲をする時に立て続けに出来る人はいないでしょう。
 ちょっと吹いたらすぐ休む。特に初心者は吹く時間よりも休む時間を多く取る。
 5分吹いたら5分以上休む。10分吹いたら10分以上休む。
 サボりたい人にはピッタリの楽器かも知れませ。
 実は、この休んでいる間に上達します。

 試しに休みを入れずにピアノやバイオリンの様に吹き続けてみて下さい。
 吹けば吹く程下手になり、しまいにはプスッとタイヤの空気が抜けてしまったように
 高い音が出なくなってしまいます。口の筋肉がバテたのです。

  この吹く時間と休む時間の組み合わせはその人のレベルと、高音をどれだけ使うか
 によります。高音を使う場合は充分な休みを入れる必要があります。

 ウォーミングアップから始める・・
  スポーツと全く一緒ですから、練習の最初は必ず軽くして、高音や大きな音は出さないで、
 又、過度な音の跳躍はせずに、負担の少ない内容から始めます。

  このウオーミングアップの内容はプロでも人により異なるようですが、ロングトーンを中心に
 考えて、リップスラー、タンギング、アタック、と各基礎メニューを自分なりに組み立てて下さい。
 私の場合は童謡を何曲か吹く事によりアンブッシュアーを見つけます。
 尚、ウオーミングアップは楽器を使わなくても出来ます。

 準備体操をしよう・・
  トランペットは全身を使って音を出します。声楽と全く同じです。
 顔だけ力んで高音を出そうとするのは間違っていますし、実際問題として出せません。
 足も含めて、腰、腹筋と全身の組み合わせにより音をコントロールします。
 試しに、少しトランペットを吹いてみてから、次に10分以上体操をしてから
 もう一度吹いてみて下さい。
 さっきと同じ様に吹いたつもりが、音量、音の艶、音の厚みが全く違う事に
 自分自身驚くはずです。

  体操は全身の曲げ伸ばし、腕立て伏せ、腹筋、飛び跳ね、連続膝上げ、
 両手の振り回し、肩の脱力・・特に決まりはありません。
 条件は全身をほぐす事、軽く汗ばむ位する事です。そして大きく深呼吸をして
 肺を刺激しましょう。
 海で素潜りをする前は必ず何回か深呼吸をします。

 百面相をしよう・・
  顔の体操もしましょう。これ以上大きく開けられない位大きく口を開ける。
 口を思い切り左右に曲げてみる。舌をグーンと突き出してみる。
 その他何でも思いつくままに工夫してみて下さい。
 これは、本番会場で音を出してウオーミングアップが出来ない時にも役に立ちます。

 マッサージをしよう・
 顎や頬、口の周りから首の周囲まで、さすったり、押したり、揉んだり。
 何度も繰り返しますが、スポーツと全く一緒ですから、こういうマッサージは
 練習前だけでなく、特にタップリと練習した後には入念にした方が良いです。

 立って練習しよう・・
 子供は本能的にあまり無理はしませんが、大人から始める初心者は何とか早く
 吹ける様になりたいと無理をします。その時、初心者の段階から座って練習していると、
 足や、お腹を使う事が分からず、顔吹き(顔だけで力んで吹く)の最悪の吹き方を身に
 付けてしまう恐れがあります。
 オペラ歌手がアリアの高い音域を全力で歌う姿を想像してください。全身で歌っています。
 足や、お腹等、前進の使い方を分かっている人が座って吹いても吹けますが、
 まだ体全体の使い方が分からない人がいつも座って吹いていると体の使い方を
 覚えられません。トランペットは口と指だけで吹く楽器ではありません。
 
 立つ場合も、気をつけのような姿勢だと腹筋を自由に使えません。両足を開き、
 足の裏をしっかりと床に密着させ、膝をリラックスさせて、上半身を脱力させます。
 この姿勢が腹筋が自由で柔軟になり、腹式呼吸で横隔膜を動かしやすくなります。
 
 (当HPの呼吸法のページを読んで下さい) 

 ジャズトランペッターがハイノートを使っている時は必ずこの姿勢を取っています。
 テノール歌手がハイCを朗々と歌っている時も足を軸にして上体を支え、
 上半身は脱力し柔らかくしています。

 声楽のレッスンは必ず立ってレッスンをしますし、椅子には座りません。
 声楽とトランペットは体の使い方が同じですので、声楽の発想をトランペットに
 取り入れると良いです。

 唇はリード・・
 唇は木管楽器のリード(又は、声楽の声帯)だと思いましょう。吹いている時リードは
 振動していますが、そのリードを振動させているのは息(空気、風)であり、その息を
 コントロールしているのは体全体です。
 トランペットは唇で吹く、唇だけで高音を出そうと思っている人は一生上達しません。

 初心者は中音域から練習を始める事を進めます。低音域から練習を始める場合は、
 音は出しやすいのですが、唇を前に出したり、左右に開いたりして、唇の奥の方、
 (外から見えない部分を振動させてしまわないように充分注意して下さい。
 この間違ったアンブッシュアーでも一応簡単な曲は吹けますが、すぐ疲れる、
 高音が出せない、難しい曲は吹けない、何よりもトランペット本来の美しい音が出ない、
 という事になります。
 今、悩んでいる人は自分がマウスピースの中で唇がどのような状態か、
 どの部分を振動させているか確認して下さい。

 大人の初心者は、プロや子供の練習とは違った発想が必要。
 プロは子供の頃からトランペットを吹いていた人達です。体の機能が体の成長と共に
 トランペットを吹く為に出来上がっています。そして、日々の日常は今までの蓄積を
 維持する事が重要課題となります。

 十代の場合は体が成長期ですので、無理をしなくても体の成長と共に演奏能力は
 向上していきます。

 大人から始める初心者の場合は全く違います。トランペットを吹く為の必要なものは
 体に全く備わっていないどころか、体は成長期を終え日々下降しています。
 ですから、大人から始める場合は、子供と同じ様に無理をしない練習をしているだけでは
 一向に上達しません。体は日々衰えているのですから。
 発奮して頑張る事が必要となります。

 しかし、そこでスポーツの原則を思い出し、疲れを溜めないよう休む事を練習の
 大事なメニューとして取り入れる必要があります。
 体に刺激(無理)を与えたら次は休む。このバランスが重要です。
 陸上競技のトレーニングの発想を取り入れることにより、大人(特に中年)から始めても
 上達が期待出来ます。

 楽器選び
 最初から高級品を購入するのはあまりお勧め出来ません。素人目にはシルバーと
 ゴールドの色の違いしか分かりませんし、多くの奏者に使われているブランドが必ずしも
 自分に合うとは限らないからです。
 又、各楽器の違いを感じるのには自分が吹けない事にはどうしようもありません。
 初心者にはその違いが分かりません。しかし、実際には、バイオリンに例えれば体格に
 合わない大きさの楽器で無理な練習をする。重量別のスポーツ競技に例えれば、
 間違って上の階級に入って過酷な戦いを強いられる羽目になる・・・と言った
 とんでもない違いが各楽器にあります。
 必ずしも先輩が勧める楽器が良い楽器ではありません。それはその先輩にとって
 吹きやすい楽器に過ぎません。
 ではどうしたら良いのか。

 アルルの無料持ち帰りレンタルで始めてみる。もし、自分で買うとしたら信頼出来る
 メーカーでシルバーで、軽い楽器を選ぶ事を、無難という意味で勧めます。
 最初の楽器は踏み台と考えてお金がもったいなくても、吹ける様になったらもう一台は
 必ず実際に吹いて選べる様になってから買って下さい。
 又、最初は低価格の物を勧めます。高級品は設計の目的が絞られており、
 自分の体力、目的に合わない楽器はその人に取って何の役にも立ちません。

 自動車を考えてみて下さい。時速300kmが軽く出せる車高の低いスポーツカ-が
 雪の山道に迷い込んだらどうなるか。
 乗り心地が最高の高級大型外車が軽自動車しか曲がれない東京の路地裏に
 迷い込んだらどうなるか。立ち往生するしかないでしょう。

 トランペットの場合、それ程の大きな違いが、一見して同じにしか見えないボディに
 隠されています。そう言った事が分からずにトランペットに取り組むと、いくらやっても
 上手く吹けない、いくら頑張っても高音が出せない、すぐバテてる、おもしろくない、
 難しい、挫折する、諦める・・と言う結果になります。

 注意・・この楽器選びの記述はトランペットに限ります。弦楽器等他の楽器には当てはまりません。

 マウスピースについて
 最後に、最も厄介なマウスピースについて、幾つか役立つ考えをお伝えします。

 世界的に有名なメーカーが汎用品として基準を示していますが、それは西洋人の骨格、
 体型によるものです。仮に、同じ身長の西洋人と日本人の口を比較した場合、
 西洋人の口の方が大きいでしょう。西洋人の方が肩幅もあり、体力も勝っているはずです。

 トランペットを買う時に高級品を買うと当然の如くマウスピースはついていません。
 それは、マウスピースは自分の口、体力、音楽上の目的に合わせて自分で選びなさい
 という事です。

 普及品を買うと当然の如く標準モデルとされるマウスピースがついています。
 しかし、人の口、体力、音楽のジャンルの嗜好、音楽表現の目的に標準があるでしょうか。
 あるわけありません。

 身長150cmの子がオーケストラ奏者が使うのと同じ有名メーカーの同じ様な大きな
 サイズのマウスピースを使っているのを見ると私は不思議に思います。
 弦楽器は体型に合わせてサイズを大きくしていくのが常識です。
 確かに小さいマウスピースを使うとそれに合わせた吹き方が体に定着してしまいます。
 将来、プロオーケストラのトランペッターを目指すのなら大きいマウスピースを使い、
 それに合わせて自分を成長させるのも一つの考え方でしょう。
 しかし、大人から始める場合、体は下る一方であり、体の成長はもうないのです。

 こういう問題を考えるのはプロですが、世の中のプロ全員がトランペットを子供から始めた
 人達であり、大人から始めた初心者の体験は誰もしていません。
 私の考えでは吹く力が備わっていない初心者は小さめの物を使い、余力が出来て
 次の段階に進みたいと思ったらサイズを大きくする方が自然だと思っています。

 自分の目的を考えましょう。プロ、アマを問わず、オーケストラでトランペットを吹きたいと
 思ったら大きいサイズが必要となります。音量が出せて、音色は重厚で深みがあり、
 弦楽器、木管楽器とも音色が合います。

 ポピュラー方面に進みたい場合はクラシックとは全く異なった発想になります。
 ライブハウスでもスタジオ録音でもマイクを使いますので無理して音量を出す必要が
 ありません。
 又、オーケストラ奏者の場合は高らかに吹いた後は休みになりますが、ポピュラーの
 世界では吹き続けなければなりません。しかも負担の大きい高音を頻繁に使います。
 もし、オーケストラ奏者と同じ大きいマウスピースを使ったら間違いなく口を壊すでしょう。
 ですから負担の少ない小さめのマウスピースを使います。
 又、求める音色もクラシックとは全く違います。ジャズは渋め、ポップスは明るさ、
 ラテンは鋭さ・・。
 いずれにしろ、プロになる為には子供から始めないと無理です。

 自分は初心者だし、オーケストラにも入らない。じゃあ小さい物でいいや・・ 
 それも間違っています。自分に合うかどうか・・。そして大きい、小さいは絶対値で
 決めるのではなく、自分の口、体力との相対関係で判断すべきものです。
 ある人には普通でも、別のある人にとっては大き過ぎたり、小さ過ぎたりするわけですから。

 それと、楽器とマウスピースの相性の問題があります。オーケストラを制する重厚さと
 パワーを求めて設計した楽器に、ポップスの軽やかさを求めて設計したマウスピースを
 組み合わせても合うわけがありません。
 当然の事ながら、楽器と同じメーカーのマウスピースは相性が良いです。

 自分に合うマウスピースを選ぶ事は非常に難しい作業です。これは本人が感じる
 問題ですから先生に聞けば良いという問題ではありません。
 又、大前提として吹いて違いが分かる技量が必要です。

 もっと厄介なのはそれぞれのマウスピースにはそのマウスピースに合った吹き方が必要で、
 それを身につけるのに何日も、時には何ヶ月もかかるという事です。
 更に厄介なのは、今使っているマウスピースに自分の吹き方が合わせてしまっているので、
 それを脱却しないと新しいマウスピースも決められないという事です。

 買ったトランペットについていたマウスピースが自分に合っている可能性は低い訳ですから、
 いつかは自分の目的にかなったマウスピースを見つけて下さい。
 金管の一流専門店には大量の在庫があり試奏させてくれます。

 一本だけでベストの巡り合いをする事はないでしょう。私は数本買った中で長所短所が
 激しくて、非常に楽に吹けるけど、どうしても使いこなせなかったある一本が、買ってから
 1年後の今になって一番の愛用品になっています。

 マウスピース一本で今まで出来なかった事が出来て、楽しくなる訳ですから壁に当たって
 いるいると感じている方は迷わず買い換えるべきです。
 私の場合はマウスピースだけでは解決出来なくて楽器も買い換えました。
 そして、前の楽器では出来なかったレベルが楽に出来て夢のような気分を味わいました。
 トランペットを諦めかけていたのが、楽器とマウスピースで解決するとは知りませんでした。
 そのメーカー(Schilke)は価格が高いのが難点ですが、予算オーバーの楽器も一度は
 試してみて下さい。しかし、前の楽器も先生が吹くと物凄く良い音がします。
 メーカーの優劣の問題ではありません。自分に合っているかどうかです。
 
 初心者でマウスピースの事が理解出来なかったら、変速ギアー付きの自転車を思い浮か
 べて下さい。スタート、坂道、高速と目的に合ったギアーを選ぶでしょう。
 選択を間違えれば、疲れるし、走りにくいし無駄な努力をする事になり、目的地に着く前に
 イヤになってしまいます。

 (注意)マウスピースを単純に直径大きい、小さいと表現しましたが、実際には複雑な
 要素を組み合わせて設計してあり、各メーカーが膨大な種類を作っています。
 いつか、時間の余裕が出来ましたらマウスピースについて書きたいと思いますが、
 それまではご自身で色々な物を試してみて下さい。



Unchained