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交流掲示板 保存版 アルル音楽学園 

発表会のビデオについて
DVDで作っています(VHSの当方の在庫が無くなったことと、VHSの方が高くなった為)
今、受付(野浦)で、例年より早く作っています。
今回より、DVDは無料配布ですので、ダビング(コピー)も自由です。
(以前は、有料でしたのでコピーを禁じていましたが)
早く作る為に、同じクラスの二つの部を一緒にする等の手のかかる事は省略しています。
コピーが自由ですので、クラス内で有志が作成し配布して下さい。

ところで、この掲示板に NPO法人飲酒運転防止対策振興会 より宣伝を
して欲しいとメールがきました。  ここをクリック

私は、最近東長崎によく出没します。目白から自転車で10分。大通りが無い為、空気が
さわやかで、個人商店が頑張っている町で、私の子供の頃の町の雰囲気が残っています。
飲食店が物凄く多く、そして美味しい。目白に出店して欲しい店がたくさんあります。
アルルの生徒さん二人から、私を目撃したとの話をききました。
私は、社会に出てから大塚で数年暮らし、後は30年くらいずっと目白で暮らしているので
個人商店の商店街がとても新鮮に感じます。目白は住宅地なのに、商店が非常に少なく
駅前は中途半端に気取った店が多く、最近、つくづく目白は変わった町だと思うように
なりました。(東長崎は池袋から西武池袋線で二個目です)


9日間に渡る発表会が終了しました(星名)
今年も皆さんの思い出とともに発表会が幕を閉じました。終わってみると呆気なかった
ような気もします。特に感じたのは平均年齢が高くなった事。出演者の年齢と共に
来場者の客層も年齢が上がりました。昔は20代が中心だったのが幻のようです。
又、参加回数が多くなった方が増えたせいか、皆さん段々ステージに慣れしてきて、
レベルアップにも目覚しいものがありました。日頃の実力をステージでも出せるように
なった方が増えた、それがレベルアップにつながったようです。実は、私も、上手くなった
と褒められたのですが、実際には上手くなったのではなくて、初めて練習のレベルで
人前で吹けたということでした。理由としては、直前にアルルのスタジオで行われたアレキ
サンダーの講習会に参加して、人前で実力出す方法を学んだ事が大きかったようです。
ちゃんとテクニックがあるのです。アルル内のチラシの掲示は注意して見ておくと損は
ないです。いずれ又企画があると思います。
ところで、今回の裏話としては、私が恐れていた事が現実となりました。
会場が二箇所ありましたが、ホールを間違えてしまった方がいました。
又、ヴァーシティの方は、私が公園を通ると近道ですと書いたばかりに、大きな公園の中で
方向感覚を失う人がいて、公園を抜けた後、違う方向に歩いてしまい、一時間も周囲を
さ迷い結局間に合わなかった人もいました。誰かに聞けばいいのにと思うのですが・・
ところで、発明会館と、ヴァーシティとどちらが良かったか意見を聞かせて下さい。


発表会裏話 (星名 3月13日)
先週の発表会の写真は少々失敗しました。今回、デジタルに変えたのですが、
今年は色々と多忙で、買いに行ったのが金曜の夜でした。説明書を読む時間が無く
店員さんに設定して貰い、シャッターだけ押していたのですが、設定が違っていました。
いつも利用しているDPEのお店の方は、黙っていても修正してくれていたのですが
閉店してしまいました。結局、新しいお店とは打ち合わせがうまくいかず・・・
こちらの説明と、先方が理解した感覚に開きがあり・・・
何事も、慣れた道具、慣れた相手でないとうまく行かないですね。
又、新兵器を購入しましたので、今度の土、日はバッチリ撮ります。

発表会第一弾終了(星名 3月10日)
最初の土日の二日間が終わりました。気が抜けて目が放心状態の人もいますが
これからの人はだんだん目が寄ってきて焦りモードになっている人もいます。
聴いていてつくづく感じたのですが、非常に上手な人がいて、断片的にプロのような
柔らかくてしかも艶のある音を出し演奏する人がいます。ホールでは残響もあり
雰囲気で聴いていますので本当にうまいのですが、後でビデオで残響の無い生音で
聴いていると、会場では気がつかないちょっとしたアクシデントがけっこうあります。
結局うまい人ほど、どこでポカをやったか本人が良く知っているので悔しがっているのかも
知れません。しかし、会場では拍手喝采です。
反省から進歩が生まれます。上手な人も反省しています。安心しましょう。
毎年、楽屋で悔し泣きをする方がいますが、又、来年がありますから。
ところで、私のラッパがどうだったか? 聴きにきてくれた人が知っています。
他の楽器の方も何人か聴きにきて下さりありがとうございました。
トランペットクラスも20年以上かかり、出演者も増えてやっと賑やかな発表会となりました。



発表会直前です(星名 3月4日)
私のパソコンからこのホームページのデータが消えるトラブルがありまして
焦りました。しかし、このHPを世間に公表している本体は私のPCではありませんので
結局、詳しい人にそこから私のPCに移し込み復活しました。

いよいよ全9日間に渡る発表会が始まります。いつも、発表会が近づくと
<心労>で、腰痛が出て、風邪気味になるのですが、今年は大丈夫なようです。
何しろ寝ている部屋が防音室ですので(ダイナシティ10階でレッスンをした事がある
方だけが知っているアルルの秘密空間です)保温力抜群、全く冷え込みはありません。
腰はコントロール方法を発見しましたの、怪しくなると30秒で治せます。悩んでいる人は
電話をくれれば教えます。

ところで、初日は私も演奏します。しかし、なかなか練習時間が
確保出来なくて、皆さんの苦労が分かります。とりあえず、読んでいない人も多いと
思うので、プログラム挨拶文を掲載します。
暇な人は怖いもの見たさで来るとよいでしょう。

挨拶文

 本日は私の演奏を聴く為にお忙しいなかをわざわざご来場頂きありがとうございました。
一年に一度のこの日の為に、忙しい仕事も後回しにして練習時間を確保。そして猛練習
に明け暮れました。本日はいよいよ決戦の日であります。既に心臓が昂り、少々息も荒
くなってきました。腕に力が入り指も固まってきました。しかし、泣いても笑っても1回限りの
真剣勝負です。
 
 「涙ぐましい練習の甲斐あって、眩しいスポットライトの中、日頃のチェックポイントを冷静
に思い出しつつ、思い通りの、しかも感動的な演奏が出来ました。鳴り止まぬ拍手に私は
何度もお辞儀をし、会場を後にしました。私を待っているのは打ち上げの冷えたビールです」
の、はずなのですが、今年も玉砕か?
 
 一生に一度でいいので、プロのように演奏を終えた後、会場の拍手を確かめるように客
席をゆっくり見回し、それから徐に深々とお辞儀をする、そんな経験をしてみたいものです。
 
 ともかく、本番の日がきました。こんなスリリングでエキサイトな瞬間は発表会でしか味わえ
ません。会場の皆様も来年はステージでお仲間になって下さい。
 
                           アルル音楽学園代表   星名久夫         


おさらい会報告 星名(8月6日)
 5日にアルルの1階のスタジオでサークルのおさらい会を行いました。今までは外部の
スタジオを借りていましたので退出時間厳守で飲食は禁止でした。今回は自前のスタジオ
ですので自由にやりました。各人一曲弾き終えたところで乾杯、その後は音楽談義を
しながら第二ラウンド。同じ曲を再挑戦した人や、暗譜しているレパートリーを弾いた人など
カラオケ大会のノリで楽しくやりました。ビール持込OKのスタジオはまず無いと思いますので
楽しかったです。今回は告知期間が短かったので次回は日程の余裕を持って企画します。

 先日軽いぎっくり腰をやってしまいました。皆さんに、直ぐに実行すると治りが早い簡単な
治療方法を教えます。  床に仰向けに寝る。そして人に足首を掴んでもらいグイグイ引っ
張って引きずってもらう。その後湿布で腰を冷やす。これで回復へと向かいます。
 今日は、海で沖を泳いだり、素潜りで海底を泳いだりしました。腰の症状が出たら一大事と
心配だったのですが全く平気でした。よく考えたらどんなに重たい自分の上半身も水中では
腰ではなく水の浮力で支えているので体重がゼロなんですね。 
 泳ぎが好きな人には潜水を勧めます。水面とは全く違う宇宙のような浮遊感を味わえます。
水面ではウエットスーツの浮力で浮く。少し潜るとスーツが水圧で縮み浮力が減少する、腰に
巻いた鉛の重しとバランスが合うと海底散歩がしやすくなる。潜り過ぎると浮力を失い体はどん
どん沈んで行く。そんな時は慌てず騒がず上に向かって泳げば良い。普通の泳ぎは平面という
二次元に対して潜水は三次元の泳ぎなので楽しい。次のオリンピックで潜水の種目を作るように
提案しようかな。尚、砂浜の海岸で潜っても面白くありません。岩場で潜ります。岩場は水も透き
通っています。黄色い熱帯魚も泳いでいます。海草もゆらゆらしています。


サークルのおさらい会が無事終了しました

 事前に詳しく書かなかったのですが、今回は先生が2名参加して、打ち上げの飲み会にも
来てくれました。「だったら行けば良かった」と後悔してももう遅いです。
いつもはピアノの方が中心でしたが、今回は種類が増えて楽しかったです。又、秋口に行います。
ちなみに私は、最初はいつもの緊張で吹けなかったのですが、30分後に吹いた時は吹けました。
20年やっていて人前でいつもの音色を出せたのは初めてです。これには深い訳があって、20年
染み付いた悪いアンブシャを修正していてそれがモノになりつつあるのですが、金管のアンブシャの
変更は大変難しく練習を継続しながらの変更はほぼ不可能です。
ではどうしたらよいか。空白期間を作るのです。私の場合は約一ヶ月半全く吹くのをやめました。
そして、頭の中で分かっている良い吹き方でもう一回初心者の導入のメニューからやり直したのです。
こういう事がどの楽器にもあてはまるか分かりませんが、金管は楽器が違っても当てはまると思います。
とにかく口の筋肉は複雑に連動していますので、悪い癖、すなわち発達した余計な筋肉をおとなしく
させない限りアンブシャの修正は難しいわけです。アンブ
シャで悩んでいる人は一度1、2ヶ月楽器を
しまっておきましょう。再スタートした時は別人のようにうまくなりますよ。
但し、理想のアンブシャが知識として頭の中に入っていなければ勿論うまくなりません。
前と同じ吹き方をしても休んだ分前より下手になるだけです。
次回の私の出番は6月25日の小宮クラスのおさらい会です。アルルの中にチラシが貼ってあります。


アンサンブル発表会が全て終わりました(星名 11月25日)
年々進化し、レベルアップが著しいアルルのアンサンブル発表会ですが、このまま進化を
続けると、やがてN饗レベルに達するかもしれません。レベルアップが止まらなければですが。
ビデオは既にダビングが終了していますので早く取りに来て下さい。
DVDは申込書を用意します。
ふとカレンダーを見たらもう12月!今年ももう終わり・・・と考えるか、まだ1ヶ月あると考えるか。
個人的には今年は時間の観念が無かったという印象です。つまり、あっという間とか、
時間が経つのが早かった、とかではなくて時間が存在していなかった、時間の隙間に
入り込んだ感じですね。わかるかな。


アンサンブル発表会を聴きにきて下さい (星名 11月10日)
本日は雨のせいかお客さんが少なかったですね。
本日は私の出番でした。緊張はしましたが、ソロではなくアンサンブルという気楽さもあり
私としては一番まともに柔らかい音が出せました。(そういう時に限ってお客さんが少ない)
実は、今回思い出の曲がありました。数年前、私がトランペットを諦めていた時に
関谷君という上手な生徒さんにアンサンブルに誘われ発表会に出ました。その時に
全く吹けなくて本番ではずーっと不思議な音を発していました。同じ曲、同じパートで
今回は無事ファーストの役目を果たしました。それも余裕で(本人が言うのだから間違い
ない)。吹き終えた後、感無量でした。彼は大阪に行ってしまいましたが、ビデオでも
送ろうかな。彼のおかげで私の人生も随分影響受けました。彼がいなかったら、経営する
側の私が生徒さんと一緒に毎回発表会に出るという事は無かったでしょう。


ユリニアオーケストラが終わりました(星名)
曲目はフィンランディア(シベリウス)、アルルの女組曲(ビゼー)
年々選曲が難しくなり、趣味の音楽教室のレベルでついていけるのか心配でしたが
奇跡が起きたようです。トロンボーンが2本鳴るだけで聞こえなくなったストリングスは
昔の話・・。今回は管楽器が一斉に鳴り響いても弦も鳴っていました。私はアルルの
代表ではありますが私は何もやっていません。それなのに、これだけ大きな事が実行
出来るのは本当に不思議です。参加者、関係者の莫大なエネルギーが使われている
のでしょう。音楽面ではやはり指揮の竹内先生の苦労が大きかったのではと思いますが、
竹内先生が中年になってもちっとも太らない訳が分かりました。当日、拍手が鳴り止まな
かったのですが、あの時竹内先生が散会の合図をしなかったらアンコールを弾く羽目に
なったかも。ダビングはもう出来ていますが、このHPのCDで感動するページを読んで
それを忠実に守って聴いて下さい。ボリュームは最大限に上げて下さい。皆さんが譜面を
まくる音もちゃんと収録されています。それにしても練馬の大ホールは良い音ですね。
上野文化会館、サントリーホールより遥かに音が良いです。その秘密は客席が1300人と
小ぶりな事、ホールが扇状に広がり奥行きはそれほど無いこと、それでいて天井が非常に
高く、壁の面が音を一方向に反射させないように出来ていること。生音がしっかり聞こえて
エコーが柔らかく響く、勿論、池袋の芸術劇場は問題にならないです。そんな良いホールで
何故ウイーンフィルをやらないのかって?客席が少ないので採算が取れないからでしょう。
当日終了後、後片付けで汗ばんだ体が、荷物を外へ運び出した時に、外のひんやりとした
空気がとても気持ち良かったです。


アンサンブルfの方へ 星名
今、ダビングしていますが、冒頭部分で急にフォルテになりますがそれはマイクの入力レベルを
上げた為です。出演者の人数でボリュームを予測していたのですがあまりにもピアニシモで・・・
10年以上入力レベルはオートでとっていましたが、それですとピアニシモの音は大きく増幅されて
フォルテシモの音は抑えられて小さくなります。それに、気がついたのはトランペットのアンサンブルで
参加した時に、後でビデオで確認した時にフォルテシモ全開の時にちっともフォルテシモになって
いなかったので変だなと思った時です。それから、マニュアルでとるようにしたのですが、これが実に難
しい。よく、開始前にボリュームチェックをやり、私が「フォルテでフォルテで」と叫ぶのですが、これが
全然駄目で、先生に頼んでも駄目。その時のチェックで設定すると、かならず最強フォルテシモで
録音の音を割ってしまう人が現れます。ピアノですと鍵盤に全体重をかけたのではという人がいるん
ですよ。又、次に調整すれば良いのですが、次がギターで、気がつくと蚊の鳴くような小さな音で
入っていて、再生のボリュームをあげるとノイズのボリュームも一緒に上がり非常に悪い状態となります。
撮影、録音の一つとっても実は奥が深いのです。
知っている人は知っている。気がついている人は気がついているのですが、プロ業者から配布される
ビデオよりも、私が撮影したビデオの方が音が鮮明な事を・・・。そうです、私は、録音の為に、どれだけ
秋葉原に足を運んだか分かりません。発表会も見えないところで努力をしているのです。
もう一つ・・今日万引き犯を捕まえました。通りかかった先生がかなりビックリしていました。
結局「助けて下さい」と私に懇願していた方がワルでし
た。

アンサンブル発表会初日無事終了(10月28日)
毎年進歩し続けています。年中、様々な団体の発表会を見ているホールの方からも
レベルが高いですねとお褒めを頂いています。

小話1  はるばる名古屋から友人がホールに辿り着いた時には知人の歌が終わって
      いました。それで、次の休憩時間に特別にステージを設けて友人の為に生徒
      さんに歌ってもらいました。2回目だった為か最初の緊張が取れてとても良い出来
      でした。友人も大感激の様子でした。
      (部と部の間にはリハーサル時間を設けています。自分の出番の時間を次の部の
       時間を参考にして逆算しないで下さい)

小話2、  王子が白雪姫にプロポーズするシーンで、王子のプロポーズを受けるはずの
       白雪姫が笑いをこらえて吹き出しそうに・・、実際の白雪姫は20歳位でしたが
       王子は既婚のおじさんでした。

   全体にとても楽しめます。特にアルルの生徒さんは聴きにきて下さい。
   あと4日ありますから。


ポピュラー発表会が終わりました(10月6日)
生徒さんの進歩が目覚しく、今年は過去最高のレベルとなりました。
有名なライブハウスを借りて、数年前はちょっと会場に申し訳ないレベル
でしたが、今は誇れるレベルとなりました。最後に、講師演奏をしてもらい
ましたが、これが圧巻で、会場中が感極まって拍手が鳴り止みませんでした。
希望者にはこっそりダビングします。但し、サックス、トランペット、ドラムに
入会する人に限ります。私(星名)の演奏は相変わらず失敗しましたが、
最後のハイノート(実音のC)は見事に決まり、練習の時は出せなかった音が
出せたのですから、良しとしましょう。

今、アンサンブル発表会のプログラムの編集をしています。数日中にここで
公開します。

発表会が終わりました(星名 3月26日)
600人の夢と挫折と共に9日間に渡る発表会を終えました。
昔は声楽でアリアを歌う人は皆無でしたが、今は生徒さん達のレベルが年々上がり
今年は有名なアリアのオンパレードとなり、コロラトゥーラソプラノまで登場しました。
ベルディの椿姫は3人の方が歌いました。衣装も皆さん大変お金がかかっている様子
でした。かくいう私も10万円かけて発表会様に服をオーダーメードで作ったのですが
お客さんが少なかった・・
ピアノのあるクラスではテープの残量の関係で次の部の所要時間を先生に確認
しました。先生は正確に答えてくれましたが、実際には10分くらい短くその部は
終わりました。生徒さんが皆緊張のあまり予定より早いテンポで弾き出してしまったのです。
おかげで私はおにぎりを食べる時間が出来ました。
「今年はやったぜ」と喜んでいる人が滅多にいないのが発表会です。
落ち込んだ人は来年の曲を今から決めて明日から練習です。


発表会も酣(たけなわ)です 星名(3月19日)
 発表会も三週目を終えました。18日は特に印象的な発表会でした。
以前に私は、サンダルから靴に履き替えるのを忘れて背広にサンダルで
出たことがありましたが、今回は靴を忘れてはだしでステージに出てきた人が
いました。又、松葉杖でステージに登場し片足で立ち、演奏した人がいました。
発表会が近づくと気持ちが上の空になり注意力が失われます。昨年も怪我で
キャンセルした人がいました。急に猛練習とかすると体調を崩し風邪の原因にも
なります。発表会で失敗しても怒られませんので、残りの出演の方は気楽に
臨んで下さい。

 運よく最後の人の写真を撮り終えたところでカメラのシャッターが動かなくなりました。
デジカメに買い換えようかなと思ったのですが、デジカメは撮りたい一瞬が撮れない
のです。シャッターを押してからマイコンが働き少し遅れてシャッターが下ります。
その一瞬で歌の人の口が閉じたり、弓を持つ手が譜面台で隠れてしまったりします。
演奏という一瞬、一瞬の動作を撮るのにはデジカメは向かないのです。
写真屋さんにカメラの中のフイルムを抜いてもらったところ壊れたと思ったカメラは
直りました。フイルムが引っ掛かっていたそうです。

 肝心の自分のトランペットは3月に入ってから練習時間が取れなくなってしまい
ました。ある事を始めたからです。殆どの方が通る目白駅前交番横のビル。
下がファーストフードのコーヒーショップのある店です。あのビルの6階を借りまして
今、工事の真っ最中です。新しい店を出します。会員制なので、気軽に寄って下さい
とは言えない店です。オープン前に皆さんにお披露目したいのですが日程が詰まって
いて難しそうです。唯一可能性があるのは4月1日の日曜の夜だけ。営業が始まって
しまうと社長の私ですら営業時間外しか入れません。それほど神聖な店です。
興味がある方は廊下からガラス越しに覗いて下さい。

発表会が始まりました 星名(3月6日)
発明会館のホールの響きが良いので驚いた。原因は私の右耳の聴力が回復した
為のようだ。今まで高い周波数が聞き取れなかったから。
久しぶりに発表会をすると細かなミスをしてしまう。細かくは無く重大なミスだが。
ギターの音量があまりにも小さいのでマイクの入力レベルを思い切り上げる。
その後、音量の大きな楽器の時に入力レベルを下げるのを忘れてしまう。
レベルランプが振り切り赤ランプがついていた。オートで録ればそういう問題は
なくなるが、そうするとピアニシモもフォルテシモもあまり差が出ない全部似たような
音量で録音されてしまう。それではつまらない。
ところで、出演者よりもお客さんの方が少ない部がありました。皆さん、友達を
誘ってください。


3月の発表会について
プログラムが出来るのが2月の20日頃を予定しています。
*現在、各クラスの出演日時をアルル内に貼り出してありますので見てください。
*発表会出演者用の注意事項を書いた紙をアルルに置いてありますので取って下さい。
*知人を招待する為の用紙を作りました。アルル内に置いてありますので取って下さい。
時間の経つのは本当に早く、ついこの間正月があけたと思ったら、もう3月の発表会が
目前です。今回は9日間で600名が出ます。私は最終日の最後の部に出ます。
今回は歌の曲を選び、音符を見た限りでは易しい選曲をしたつもりでした。ところが
歌の曲は意外と吹きにくい事が分かりました。今までは映画音楽で器楽曲でしたので
今にして思えばやりやすかった。歌の曲と器楽の曲では音の運び跳躍が全く違います。
作曲家は色々考えて曲を作るようです。 星名

アンサンブル発表会が無事終了しました(星名)
四日間の日程を全て終了しました。今年は例年に比べて突然レベルが上がった
ように感じました。年々レベルが高くなっているのですが今年は特別でした。
今年で8回目ですが全て参加している生徒さんもいるわけでレベルアップは
当然かもしれません。発表会というより、ちょっとした音楽会の雰囲気でした。
今、せっせとダビングをしています。多分、来年も同じホールを使う予定です。
トランペットはどうだったか?各パートにプロがいたので完璧ですよ。
失敗すると慌てて吹くのをやめる。邪魔さえしなければ先生方が吹いているので
安心です。又、安心すると結構うまく吹けるんですね。先生の音と自分の音が
区別がつかない位にピタッと合うとホール中に響き渡っているような快感を
味わえます。先生の音に自分の楽器が共鳴して心地よい振動を感じます。
尚、私はいつもの特徴のある音色の楽器ではなく、皆さんの音に溶け込むように
同系統の楽器を使いました。だから、会場で聞いていた方は私の音は聞き分け
られなかったと思います。来年が楽しみです。
出来たら、金管仲間でやりたいですね。


ユリニアオーケストラを聴いてきました 星名(10月22日)
ユリニアオーケストラとはアルルの生徒によるオーケストラです。
市民オーケストラは何処にでもあるし、学校にも、大手企業にもあります。
しかし、ユリニアの凄いのはレイトスターターの社会人が中心である事です。
明らかに初歩で数年前に始めた方が何とチャイコフスキーの5番を演奏する。
これは驚嘆に値します。春に曲を決める時に先生方もかなり迷いました。
これは発表会の常ですが、生徒が弾ける曲と弾きたい曲が一致しない事。
先生がノーと言えば生徒は面白くないし、先生が渋々承諾すると結局は本番で
こける。先月、プロオケをわざわざ聴いてきましたが、その時の感想は
これはとてもユリニアには無理ではないかと思い、途中でリズムの縦線が
バラバラになり指揮の竹内先生のタキシードが絞れるくらい汗でグショグショ
になる姿が脳裏をよぎりました。しかし、今日練習を聴いてビックリ。
プロオケに比べて遜色無かった。プロの場合はいつもの仕事でいつも全身全霊で
弾いているわけでもありません。しかし、ユリニアの場合、その真剣さがまるで
違います。その気迫は音に出ます。是非10月28日は文化会館大ホールに
お越し下さい。上野ではなく板橋です。お間違えのないように。

ポピュラー発表会続き 星名(10月7日)
発表会の大敵は寝不足であると良く分かりました。前夜は睡眠導入剤と睡眠薬が
微量入っている風邪薬を飲んで寝たのですが全く眠れず、朝の5時過ぎにコンビニに
ビールを買いに行き結局朝6時過ぎに眠れたのですが2時間位寝ただけで目が覚めて
しまいました。(発表会は午後2時から)(この心理状態は主催すると分かる。自分が
演奏する事とは直接関係ない)
休憩時間の練習で既にバテ(頬の筋肉の疲れ)を感じ練習を中断したのですが、次の
休憩のマーチのリハーサルで身体の(筋肉の)問題を感じました。本番のマーチは全力で
吹き皆さんから絶賛されたのですが、最後の二つの高音を全力で吹き伸ばした結果、
次の曲の私一人で始まる前奏の時は既に音が少し震えていました(頬の筋肉が支え
きれなくて)。後で分かったのは寝不足の筋肉は通常の4分の1しか持たないという
事でした。後半の自分が主役の本番まで出演者の順番まで変えて(筋肉の回復の)時間
稼ぎをしたのですが厳しかったです。高音を連発するサビの部分は感情も入るし気力で
吹くのですが、その後音が(低音部に)下りてテーマに戻ると音が出せなくなる。
大方の方は 落ちた(弾き損ねる)と感じますがそうではなくて、唇を振動させる為に
必要な支えの(支点)の頬の筋肉が力を失ったのです。
他の楽器の人は理解に苦しむと思いますが、トランペットは鉄棒の懸垂と思って下さい。
やればやるほど出来なくなる。ユリニアオーケストラでも他の楽器の人は直前に難しい
部分を一生懸命さらっているのにトランペットの人はサボっています・・・・ではなくて、
頬を筋肉を休めて本番の為に力を蓄えているのです。これは本当です。
結局、どうなのか。
仲間の評は、「今までで一番良かった」「最初の部は素晴らしかった」
自分としては、マーチは練習の時以上の出来栄えで自分でもビックリ(うまくて)した
のですが、本命のソロは・・・残念・・(でも、実は色々な楽器の先生から褒められた。
進歩していると) 皆さんの自己評はどうでしたか?


ポピュラー発表会が終わりました 星名(9月28日)
 発表会が終わるといつもそうなのですが、2日程放心状態で殆ど寝ていました。
疲れたと言うと、「一日撮影大変ですものね」とか言われるが、そんなものは
どうという事は無い。仮によその発表会の手伝いで一日撮影したとしたら、疲れは
全く残らない。コーヒーを飲めば解決する。主催者の疲れは肉体労働の疲労ではない。

 今回は自作の曲(ピアノ・バイオリン・歌)を演奏した方がいて、出演者の仲間の
生徒さんが大勢来てくれたので客席が賑わって助かりました。臨時のバイオリンの
出演者の方もクラシックとは違う、アバウトで感情優先のポピュラーのサウンドの味を
しめてくれたようで来年は正式参加間違いなしで来年は更に盛り上がりそうです。
トランペットの方は学生のディキシーランドジャズ研究会の手下を引き連れて参加。
巨大な煙突のような楽器(スーザフォン)を初めて見る方も多く、又、ニューオリンズジャズ
の明るい賑やかなサウンドに大いに盛り上がりました。その方は歌も歌いました。

 「早く自分の失敗談を書け」って? 
では、書きましょう。緊張すると自分の体内時計が以上に早くなる。
ピアニストがあまりにも遅い前奏で出たので私は自分の体内のパルスと合わなくなり
直ぐに崩れて吹けなくなった。指で発音させる楽器と違い管楽器は息というエネルギーを
供給させないと吹けない。自転車のタイヤに空気を入れる時のように空気(息)に圧力を
かけないと発音しないトランペットに関してはなお更で、音を出す為の体(気持ち)の動作を
常に事前に準備しておかないと音も出ないし、目的の音程に達しない(息の圧力で音程を
変化させる)。めちゃくちゃになった私はバンドを止めて、ピアニストに「遅すぎる。もっと早く」
と頼んだ。次は早すぎて、結局失敗した。

 見たくもないビデオを何度も見て検証した結果、ピアニストの最初のテンポは予定どうりで
あって、狂っていたのは私の体内のメトロノームであった。私のメトロノームは自分の心臓の
鼓動と連動しているので、緊張すれば早くなる。アインシュタインの相対性理論を証明する
までもなく、自分が早くなれば周りが遅くなる(と、感じる)。止まっている電車の中でウトウト
していると、突然隣の電車が発車する。すると、自分が後ろに移動したと感じて慌てる。
それと同じような錯覚ですね。まあ、私の失敗は相対性理論に基づきアインシュタイン博士が
いかに正しかったかを証明した訳です。  ー続くー



発表会が終わりました 星名(3月29日)
「今年はうまく弾けた」という方は滅多にいなっかたようです。思い通り演奏できる日を
夢見ているうちに一生が終わりそうな感じです。
発表会の後は気分転換の為に葉山へ帰るのですが、1時間ちょっとの車の運転が
物凄く長時間に感じます。居眠り運転というより途中で意識が無くなる感じで夢遊病者の
ようになって帰ります。今年はすっかり葉山から遠ざかり鳥に住み着かれてしまいました。
そういえば、雪を見にログハウスへ行かなかったのも今年が初めてです。<別館の整理が
色々ありまして>。発表会期間中はそれほど感じなかった疲れは不思議な事に終わって
暫く経ってから出るんですね。しかし、今日は正気に戻りました。


いよいよ発表会も最終日です 星名(3月26日
午前1時です
 朝が苦手で会社に勤めた経験がない私が、難行苦行の早起きをする3月の発表会
全八日間の日程もとうとう最後となりました。裏方は大変ですが最終日はいつも淋しく
なります。もう終わりかと思って・・

 初日は可愛いお土産が発注したものの軒並み在庫切れで去年の残り物だけで、初日の
子供達には申し訳なかったです。不景気のせいで問屋さんも在庫を持たない、発売元も
在庫を持たない、製造元は外国で直ぐに入らない、アルルも倉庫不足でお土産をなるべく
翌年に持ち越さないようにしている。結局可愛いお土産はなくなり、不人気の残り物が並ぶ・・。

 私は、ビデオ撮影しています。ズームアップのファインダーで、手が、足が、震えているのを
しっかり見ています。

 震えても音が出る楽器はまだましです。心理状態と直結している表情筋を限界まで使って音を
コントロールするトランペットは哀れです。言い訳が一番多いのもラッパ吹きの特徴の一つです。



自分の演奏が終わりました 星名(3月12日)
トランペットの練習を再開して3年近く経ちますが、努力の甲斐あって、発表会で緊張して
口がカラカラに渇いても発音させる事が出来るようになるところまで成長しました。
あるところは大失敗しましたが、あるところは練習の時よりも自分でもビックリする位の迫力を
出せました。アンサンブルの事は聞かないで下さい。一同反省しています。
3月の残りの土曜、日曜、祝日は全て発表会です。皆さん聴きに来て下さい。
もう10回位出ている方もいてさすがに素晴らしい演奏をします。又、女性軍の衣装も年々気合が
入ってきているようです。年一度の特別なステージです。ふだん着だと緊張しないという利点は
ありますが、やはり着替えて特別な人になり切りましょう。


 いよいよ発表会です 星名(2月28日)
 発表会役立ち話しのページを少し手直ししました。まだ読んでいない方は参考に
なりますので読んで下さい。先日、トランペットクラスのアンサンブルの練習がありました。
音符が細かくて軽快な曲は何とかなるのですが、音符が非常に少なくゆったりした曲は
どうにもバラバラになり合いません。ラッパは自転車のタイヤに空気を入れるのと同じで
空気の圧縮作業をして息を詰めていますので長い音符が数えずらいのです。
私は今までの経験で、やっと出来る曲はステージでは出来なくなるのが分かっているので
その曲は辞退するつもりでいます。先生にとっては首を傾げる分けない事が、我々は
練習を積んでも出来ない。この溝を埋めるのは大変です。


アンサンブル発表会が無事終了しました 星名
 撮影していて改めて気がついたのですが、ここ何年か出演している常連の方が多く、
それだけにレベルアップも目覚ましく、音程も安心して聴けるようになりました。
数年前の不思議な調性の無いアンサンブルが遠い過去となりました。
幾つになっても進歩する。年齢は関係無いことをアルルのアンサンブル発表会が
実証しました。今、躊躇っている方は音楽を始めてみましょう。時間はかかっても必ず
上達します。


ポピュラー発表会が夏と一緒に終わりました。
前日まで半袖だった人々が当日は長袖に着替えて、終わらないと思っていた夏と歩調を
合わせるようにポピュラー発表会も終わりました。
初参加の人は、演奏が続かなくなったり、間違えたりしてしまった人がいましたが、複数回参加の
人は準備の仕方も過去の経験から学んでいる為、さすがに安定していました。
スターファイターズは映画音楽を三曲演奏しましたが、リハーサルの時よりも本番の演奏が一番
良かったです。このままお蔵入りさせるのは勿体ないので、いつか機会を作って演奏したいと
思っています。一番多い編成で16人で、ドラムや音響装置(弦楽器の音を大きくする)も必要
なのでなかなか大変です。その点クラシックは音響装置が要らないの便利です。
ビデオは早速見ましたが、ビデオでは残念ながらあの会場の雰囲気は出てきません。(失敗した所の
確認には良いが・・)。後半は客席に酔いがまわっていて、演奏者に野次(良い内容)が飛んで
きましたが、あれは緊張で固まっている人をほぐす効果がある事が分かりました。
演奏途中の拍手(クラシックでは絶対にない)も、焦っている人をホッとさせる効果があります。
又、来年をお楽しみに。来年は9月25日です。


ポピュラー発表会のプログラムを公開
印刷したプログラムには無い説明を加えたのでイメージが掴み易いと思います。
今回はピアノソロが初参加です。「コンサートホールと違い残響ゼロだよ」と言ったら生徒が焦ってました。
「(鍵盤を)叩いた方がいいかも知れない」とアドバイスされていましたが、「タッチ(の方法)は一つしか
持っていない」と困っていました。クラシックの生徒のポピュラー挑戦です。確かに、クラシックの
ピアニストの奏法(タッチ)が、ホールの響きを楽器の音として利用している事が改めて解る。それに
対してジャズピアニストの出す乾いた音色は、ライブハウスの天井の低いびっしりと人の入った狭い空間
から生まれた奏法の様な気がする。これはピアノに限らず管楽器も同じで、吹き方が異なります。
                                       (星名、トランペット)



ポピュラー発表会が終わりました 星名
 いつもは一週間位放心状態なのですが、進歩の甲斐あって今回は放心状態は2日で終わりました。
とにかく連続参加している方達の進歩は素晴らしく、昨年までは聴いている方もドキドキ、ハラハラだった
のですが、今年は楽しめて聴ける程になっていました。私自身は、自分の出番の前の休憩時間に突然ある
人に声をかけられた時に、その相手が自分が招待した友人であると気がつくのに3秒もかかる程緊張してい
また。しかし、努力の甲斐あっていつもは練習の時の2,3割しか結果が出せないのが、今回は6割は出せ
ました。そして、緊張で口が渇いてもトランペットの音が出せるようになりました。練習の結果が出せるように
なったのは、人前で演奏する機会を多くした事と、アンブシャ(口の使い方)を改善した為です。
 ところで、トランペットの人の性格はかなり特徴があると思われています。ユリニアオーケストラの中でも他の
楽器の人達は色々と驚いているのではないでしょうか。今回の発表会を見ていて気がつきました。トランペット
は表情筋そのものを使って音を出し、弦楽器でいうところのハイポジションを使って音を並べます。ですから普通
の神経の持ち主は家で一人で吹くのはともかく、とてもじゃないけど緊張する人前では吹けません。結果的に、
アマチュアの世界でも公式の場で名乗りを上げて発表会に参加して、一度懲りても又這い上がってきて参加す
る人は、やはり他の楽器の標準的な人とはちょっと(かなり?)違う性格の持ち主なのです。そうでないとアマ
チュアの世界でも生き残れません。
 私は、次回の発表会は8割を目指します。  歌は? また報告します。


本木 晋平 様 回復のアドヴァイス多謝!  岡本 光幸
 シンペイさま、なんと説得力のあるロジカルな名文でしょう!これを読んだ私は勿論、これから
舞台で歌う、弾く、あるいは吹く初舞台の方々随分と勇気が湧いてくるのではないでしょうか。
三度、四度と読み返すうちに心の整理が出来て行くようで何とも心温まる経験の上でのお話
モニターの上だけではモツタイナイとサツソクプリントアウトしてしまいました。
 まだ気持ちのなかでブスブスと得体の知れない者が蠢いて気分を損なう時も有りますが、これを
読んだ後はじめて楽譜を開く気になりました。こんな短時間でこんな気持ちになれるとは考えても
おりませんでした。心から感謝致します。
 26日に演奏なされるようですがご自身のピアノ演奏心ゆくまで楽しまれんことを!そして御成功を
お祈りいたします。   




岡本さんへ(回復方法について) もときしんぺい(ピアノ、粟山クラス)


発表会デビュー、お疲れさまでした。

わたしもはじめての発表会(3年前、ピアノ)、途中で音楽が止まってしまい、
「もお ピアノやめよう・・・オレだめだ やっぱり」
と思いました。一瞬ですが。(一瞬じゃなかったらもうやめてる)

それからも舞台上で右手と左手がむちゃくちゃになったり、
ペダルを踏みっぱなしでものすごい和音をつくったり、
失敗するたびに目の前の世界を暗くしながら、練習や勉強を続けているといったところです。

伴奏者の演奏だけ聴くのもつらいでしょうが、
ピアノの場合、舞台に出るのは自分ひとりだけです。
誰も助けてくれません。
ピンチを救えるのは自分しかいない・・・仕上がろうが仕上がるまいが、もう必死で練習します。

発表会はもちろん本番が一番大切で、そのため多くの時間とコストをかけて練習するわけですが、
長い目で見れば、むしろ発表会の後の方が重要だと思っています。

とりあえず、「本番の演奏では、どこがよくて、どこが悪かったのか」
星名さん撮影のビデオを観たり(録音をたのんでいるのであれば)録音を聴いたりして、
つまりは聴き手の立場からご自分の演奏を分析されてみてはいかがでしょう。
その分析結果をもとに、自分が今後何をしなければならないか、先生と相談の上決めていく・・・
(先生の分析結果と照らし合わせられたらなおよい)
たぶん、これが一番早くて確実な回復方法ですよ。

失敗を利用するというのか、
失敗を「自分の新しい課題のヒント」ととらえてみる。

失敗を追体験するのはつらいかもしれませんが、一時のことです。
それに、みんなつらいんじゃないかと思います。
わたしだって初めはなかなか素直に「失敗した自分」を受け入れられなかった。
「これは本当の自分じゃない」・・・疑う余地もない、本当の自分なのに。
「本当はもっとうまく弾ける」・・・本当に上手なら、本番でもいい音を出せるはず!
最近になってやっと
「うん、ここのところは確かにダメだ、『だから』カクカクシカジカの練習をする必要がある」と、
自分の演奏を正当に評価できるようになりました。
自分を素直に、客観的に見るには、それなりに時間がかかるのでしょう、
「石の上にも三年」ということわざの言わんとすることも分かってきます。

今回思わしい結果が得られなかったから、
来年も再来年も、10年後も思わしくない・・・ということにはならないし、
むしろそういうハメに陥らないように努力することが大切だと思いますよ。
がんばりましょう。

さあこんなエラそうなことを書いた以上、当日ちゃんと演奏できなければならなくなった。
練習します!


曇りのち雪   クラリネツト教室 岡本光幸

 昨晩の天気予報によると今日はことによると都心でも、雪がチラツクとの事、たしかに
そんな気配のする朝である。今年の冬の暖冬予報が見事に外れて東京でもすでに6回の
降雪を記録している。3月6日 日曜日、朝10時30分アルル音楽学園最大のイベント
第19回目の発表会の初日の日、私は会場に向かう。クラを初めて1年半、私にとつても
初めてのイベントである。上野経由で山手線に乗り新橋駅で降りる。何日にも分かれて
行われる最初の日になる。第1部ヴァイオリン、第2部クラリネツトの封切り男いわゆる
新人の一番バツターだ、烏森口を少し離れるとさすが人もまばらでオフィス街のビルの谷間に
吹き抜ける風はやたら寒い。集合時間に10分程早く着き暖かいホールに入り受付を
済ませるが、1部が15分押しているとの事で遅れている。

 クラのメンバーがつぎつぎに受付を済ませ楽器を組み立て始めた、私もそれに見習う。こん
な初歩的な事も初体験になるのでまずは、先輩方を見習いたい。組上がつたクラを構え
てみる、持ちなれた自分の楽器がやけに重く感じる、今更なんなんだ、出来るだけの練習は
したつもりだが苦手の指使いを克服したとは言い難い、一抹の不安がよぎる、大丈夫と
自分に言い聞かすのだが体が、固まつて行くのがよくわかる。

 第2部開始のブザーが大きく響いた。いよいよ出番だ!明るいライトの中、舞台中央に進み
客席に一礼し、バンドリーダーに軽く頭を下げた所までは至極冷静でいたが、ピアノが鳴つた
その時私の総ての指が硬直していたのである。それでも我がクラリネツトは音を奏でている。
自分では演奏の意識は無いのだが、やがて苦手な所に来た、唐突に大脳に電気が走り恐怖の
引き金が弾かれた。吹き込んだ息はリードをくぐらず吹けば吹く程顔だけ紅潮するのみ。力まかせ
に入れた最後の息がうめきをあげ束の間甲高い裏声を響かせて舞台を不協和音で満たす。
変に静まる客席のしわぶきの中で、ピアノ、ベース、ハイハツトの規則正しいリズムだけが終曲えと進む。
パラパラ打つ拍手の音、なるべく無表情のように装い輝くライトの下で頭を下げる私。

 ジャズのリズムに切り刻まれた私は今バラバラになつた肉体と精神をどう繋ぎ合わせるか思案中、
明日我が身を再生させるために、、、、、

(編集部より)ここで書かれているクラリネットの裏声とは、緊張で口が硬くなりリードのコントロールが
出来なくなった時に発する、キー!、キャー!というリードの奇声の事です。「クラリネットが壊れちゃった」
という歌は皆さん知っていると思いますが、正確には、壊れたのはクラリネットではなくて演奏者ですね。


「深沢クラス・ピアノ発表会を終えて」
   
              アルルピアノ講師:深沢 由佳子 
yukako.pf@nifty.com)
去る10月10日(日)に“すみだトリフォニー・小ホール”にてささやかな発表会を行い
ましたが、立派なホールに気後れしそうになるハートを奮い立たせ、何とか無事に楽しく
終了することができました。
クラスのメンバーはもとより、アルルの他クラスの生徒さん、またお友達やご親戚など、
予想外に多くのお客様にいらして頂きましてありがとうございました。
直前になって、勇気を振り絞って(笑)アルル館内にプログラムを張り出してはみたものの、
貴重な連休とあって当然身内だけの「おさらい会」風になるものだと思っておりましたので、
多くの方々にお祝いや花束・ご声援などを頂き、感無量でした。
ご記帳頂いた中には、アルルで親しくさせて頂いている方々の名前も見掛けましたが、
失礼ながらわたくしが直接存じ上げない方のお名前も多くありました。
最後のご挨拶の時に、皆さんそれぞれにちゃんとお礼を申し上げたかったのですが、
ご存知の通り?のあのテイタラク(私、ぐちゃぐちゃになっちゃったんです...恥)で、
グダグダな幕切れとなってしまいました故、この場を借りまして改めてお礼申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございました。出演者・スタッフ一同心より感謝いたします。

発表会前の多忙な中での練習の苦しさと緊張や、本番での失敗に挫けそうになると、
「もう、二度と発表会なんて嫌だ...」なんて思ったりするものですが、
喉元過ぎれば何とやら..で、もう「次回こそ、頑張る!!」なんて声がちらほらです。
またそう遠くないいつか、発表会を催すかも知れません。
その時にはまた応援して頂きたく、厚かましくもお願い致しまして失礼いたします。
肌寒くなりましたので皆さんお体に気をつけながら、“食欲の秋”..否、“芸術の秋”を
満喫して下さい。


発表会終了 星名(3月30日)
皆さんの色々な思い出を残して今年の発表会は終わりました。
もう10回出ている人もいれば、10年間アルルに通って初めて出た人もいます。
参加者は毎年500名と増えてはいないのですが、皆さんのレベルアップに伴い
一人一人の演奏時間が長くなりましたので来年は八日間とってあります。

発表会が終わり、いつも通る公園に桜が咲いていることにやっと気がつきました。
今までは緊張していた為か桜の花が目に入りませんでした。
しかし、なんで桜が満開になると必ず雨が降るのでしょう。
つぼみが開き始めると必ず気温が真冬に逆戻りするし・・
桜には過酷な運命が待ち受けています。
それでも負けずに花を咲かせる桜に人は自分の人生を重ね合わせます。
桜の開花には日本中で一喜一憂します。
春が来たから桜が咲くのではありません。
桜の花が冬に終止符を打つから春が来るのです。

暖房器具はない昔の日本の人々は、紙と木で出来た隙間だらけの粗末な家で
桜の開花を待ちわび、桜が咲けば凍てつく冬が終わった事を知っていました。
当時は天気予報などありません。
桜の開花は日本人にとって特別な意味を持っていたのです。
私が子供の頃でさえ、朝顔を洗って手拭いで顔を拭こうにも手拭いが凍っていて
板の様になってしまって使えませんでした。
今とは比べものにならない厳しい冬に耐えた昔の人々は、桜が咲くと桜の木の下で
春の到来に大喜びしたのです。

ステージで緊張のあまり弾けるはずの曲が弾けなくなって断念した方、
何度も弾き直し、何とか弾いた方、
中には緊張のあまり、当日自宅での練習段階で音が出なくなり出演を断念した
方もいました。来年はステージであなたはどんな演奏をするのでしょうか。


いよいよ発表会も残り二日になりました 星名(3月26日)
今度の週末はアルルの発表会を聴きに行きましょう。
私としては2月半ばから準備を始め、この一月半は僅か数日の出来事の様です。
一般のお客さんの立場でみれば、生徒が順番に出てきて演奏するだけに過ぎません。
しかし、一人一人の僅か数分のステージにはその人の精魂が凝縮されています。
「あれだけ練習したのに・・」思い通り弾けなくて、楽屋で涙を落とす人もいますし、
「厳しい練習の甲斐があって・・」予想外に上手く弾けて、感激して涙を落とす人もいます。
一つ言えることは毎年発表会に参加している人は、年々確実に上手くなっていきます。
そして、失敗した人の方が翌年頑張ります。
発表会の参加を躊躇っている人は来年は参加しましょう。
そして、この週末は発表会を聴きに行きましょう。


あなたの点は何点 星名(3月18日)
先日、自分の演奏が終わった夜、アルルで呆然としていたら藤本先生に
「自分で自分に点をつけるとしたら何点?」と聞かれました。
私は暫く考えて、「55点」と答えました。
藤本先生は「50点を超えたなら進歩したという事ですね」と言った。
確かにそうかも知れない。




今月は毎週末発表会が続きます、聴きに行きましょう 星名 (3月11日)

風邪を早く治そうと思い、先日の発表会の前夜にサウナに行き、110度の空間と水風呂を
出たり入ったりしていました。風が治るかと思ったら逆で余計に酷くなり、発表会当日は最悪の
状態になってしまいました。誰か私に「ご苦労様です」とか声をかけていましたが返事をしなかった
のは声出そうとすると噎せてしまい喋れなかったのです。アルル通信にも書いていますが当日私に
ねぎらいの声をかけても体が健康でも返事は「エ・ア」がやっとですから声はかけないで下さい。
理由は神経が目一杯の為です。
風邪はここ10年来の重症でしたがやっと快方に向かいパソコンを開きました。

アルルには講師にも新人がいます(と言っても3年は経ちますが)。すると、そのクラスは初心者が
多く、他の10年以上アルルで指導している講師の生徒さん達とは発表会では明らかに生徒のレベルの
差がありました。それが、今回3年目にして遜色なくなってきました。
皆さん確実にレベルアップしています。


いよいよ発表会です 星名(3月6日)
発表会の準備は色々な段階がありますが、プログラムの編集の段階では受付が忙しく、直前に
なると私が忙しくなります。ここ二週間ほどパソコンをいじらない間ずっと準備に明け暮れていました。
今、私の大きなハイエースは荷物で満杯です。
今回はホールの響きを良くする仕掛けを準備しましたので期待して下さい。室内の実験では完璧では
無いのですが、6日の夜ピアノの調律の為にホールを借りているので先にホールで実験をします。

私は発表会が近づくと毎年必ず、風邪、腰痛で苦しみ熱を出します。
先日、オーバーホールから戻ってきたカメラが全く作動しない時は頭の中が真っ白になった。
修理に出しても間に合わないし、急いで買うにしても60万円するし・・!!
夜中に電気屋さんを呼び出したら、誤作動防止のロックスイッチが入っていただけだった。
暫く前に、突風が吹き荒れた日に荷物の積み込みをしていたら突風にあおられて、荷物の台車が
車道に飛び出して車に衝突したり(幸い怪我人はなし)。
又、今回購入した機器の使い方の要領が得なくて困りましたが、当日成功すれば皆さんに
気持ちよく弾いて頂けるはずです。


素直なベートーベン  星名(2003年11月2日)
コンサートで感動した事は数え切れない程ありますが、感涙を抑えるのに苦労したのは
今回が初めてです。何故こんなに感動したのだろうと考えていましたが、一つ思い当たる
事があります。プロの演奏家は有り余るテクニックがあり、指揮者はその演奏家の技を駆使して
「これがオレのベートーベンだ!」「オレが振るとこうなる」と言わんばかりに自己主張をする。
今日の竹内先生が指揮したユリニアオーケストラ(アルルのアンサンブル発表会)は
技術的には楽譜どうりに素直に表現するのが精一杯だったのかも知れませんが、
私は本当のベートーベンが聴けた感動で一杯でした。


暖かい聴き手に感謝 バイオリン 片山
アンサンブル発表会の感想ありがとうございます。昨年ある町のある場所で演奏会(も
どき)をやった時のある方の感想が「アマチュアにしては、、、」というもので演奏者
一同やや白けてしまいました。技術がないと表現も儘ならないと言いますが、技術を越
えたところに価値を見出してもらえるのは本当にうれしいものです。多分プロの演奏家
の方々も同じだと思います。(表現力も技術のうちという見方もありますが。)

ところでクラシックの演奏家はなぜ泣かないか。あるお偉い先生の本に「演奏者はお客
を熱くさせるのであって自ら熱くなってはいけない」とありました。なんとなく分かる
気がします。あと先日の発表会では演奏中に汗が目に沁みました。泣いちゃうと楽譜が
読めなくなるということもあると思いました。


アンサンブルの楽しさ 真理子 (声楽 田崎クラス)
こんにちは。真理子と申します。
気がつくと、アンサンブルの発表会が近づいています。
私は、初めて参加させていただきます。
今までにない経験をさせていただいています。ピアノと歌というかたちでの演奏は
よくするのですが、歌の人と合わせることがこんなに楽しいとは思わなかったです。
そして、他の人の演奏を聞いて、勉強にもなります。
音楽教室でこんな経験が出来るとは思わなかった(失礼ですが・・・)
ちょっと長くなりましたが、新鮮な気持ちで、本番を迎えたいと思います。
宜しくお願いします。


ピアノの発表会の感想と皆様へのお礼 :うのもとひろ
(Pf:Momiyama−Class)
:発表会のシーズンがおわり、ここ10日ほどは、追われるものもなく、晴れた
日には桜を見て、雨の日はちょっとピアノを弾く(?)、こういった何気ない日常にも
どり、ほっとするひとときを楽しんでいます。ベートーベンは生涯で80回ほど引越し
ををしたとか、何かの本に書いていましたが、昨年転勤で東京と地方と往復し、2回引
越ししたなかで、今回は発表会に出ました。出るので精一杯だったというのが正直なと
ころでした。でもいろんな出来事が多かったなか、人生観もかわったり、教室の多くの
方に応援していただいたり、そうこうしているなかで、弾きたい曲に出会えたのは、か
けがえのない喜びでもありました。また弾いていて元気になる曲は、この冬、風邪を弾
かずにすんだということで、いろんなことに感謝しなければとおもっております。発表
会後のレッスンは、もやもやのなかから、また1年何を弾こうかと、どういうところを
直していこうかという冷静な意見交換からスタートするという、またいつもながらの風
物詩のような時期を迎えました。多くの方の演奏を楽しみにし、また出演できる季節を
楽しみにしたいとおもっております。


:演奏会(発表会)に参加して     4月4日
私は3月から、深沢クラスでピアノを習いはじめました。
当然、発表会には演奏することでは参加できませんでしたが、聴衆として数日間参加させて
いただきました。
開演から、最後までいた日もありました。
なぜか演奏に心ひかれるものがあって帰れなくなってしまうのですね〜。

上手だなあと思う演奏には、もちろん拍手をおくりました。
でも、私がもっと、もっと拍手を送ったのは、まちがえても、まちがえても一生懸命演奏した時です。
そして真っ白になって、演奏がとまっても、また、演奏をはじめた時です。

よけい拍手を送りたくなりました。いつのまにか、手に汗を握って心の中で
「頑張れ! 頑張れ!!」と言っていました。
私には、技術的に上手い、下手は、まだ、よくわかりません。
でも、みなさんの一生懸命さは、しっかり伝わってきました。
とても、楽しい、そして、心の満たされた数日間をすごさせていただきました。
来年の今ごろは、もしかしたら、私も参加していると思うとドキドキ、ワクワクものです。

それと、みなさんの演奏は各クラスごとに、カラーが違うな〜と感じたのは、気のせいでしょうか?
おもしろいものですね。

いい演奏ありがとうございました。


アンサンブル発表会が終わりました 星名
今回は自分は出なかったので気楽なはずでしたが、私としては、チェンバロがエレベーターに
入らないという、早朝の大騒動で始まり、ビデオカメラのトラブルや、色々大変でした。
それにしても驚いたのは、皆さんの向上ぶりです。昨年の雪辱を今回、見事に果たした方もいますし、
数年前に童謡の蝶々で大合奏をしたグループが、今回は素敵なハーモニーを聴かせてくれました。
一体みんな、どこまでうまくなって行くのだろうと、主宰者の私が首をかしげています。
アルルは大人になって音楽を始める初心者の方が多いのですが、これだけのプログラムの発表会が
出来るのは大いに自慢出来ると思います。勿論、何となくやっている内に上手くなるはずはありません。
猛練習と、もう一つ忘れてはいけないのは先生方の献身的な指導です。私は先生の側と生徒の側の
中間にいますので、その両者のズレも知っています。そんなズレをヒントに始めたのが暗譜講座です。


アンサンブルが終わった〜    プロスペロー(2003年11月8日)
今年も無事に(???)終えることが出来ました。一人の脱落者もなくバンバイザイです。

私は声楽に出させていただきましたが、助演のテナーやF先生の生徒さんのような素晴
らしい方を間近に聴くことができて、とてもラッキー!
リハのときは、聞き惚れてしまって、自分の出を忘れてしまったくらい・・・(^_^;)

それに手前味噌なんですが、自分のクラスの皆さんも凄く上達していて♪♪♪!(^^)!

二クラス合同だったので、去年より合わせがかなり少なかったのですが、これだけ立派
な企画が出来て、先生方の影のご苦労もさることながら、アルルって凄いなぁ・・・というのが、
正直な感想です。

ただ残念なのは、一緒に歌って下さった方と音符に乗った上で、感情の交流ができると
ころまで行けなかったことです。
去年は、同じクラス同士ということもあるかもしれませんが、稚拙ながらも何カ所かそ
こまで行けたのですが、今年は・・・

人間は言葉を持ちました。その結果、芸術面では、言葉に頼りすぎてしまう面も出てき
てしまったのかも知れません。
普通の演劇も実はそうなんですが、こと音楽では、声楽の重唱では、どこかしら会話の
部分が出てきて、音感で(原初的に)会話するといったらいいのか、それもアンサンブルの
楽しみの一つだと思うのですが・・・

3月のソロではひたすらミューズの神の御来臨を望むだけで、一人きりですから、
そういうことはハナから望めませんものね(*^_^*)

ところで、「魔笛」について個人的な思いつきを一つ書きたいと思います。

モノスタトスとパミーナって、シェイクスピアの最後の且つ最高傑作の「テンペスト」
に出てくるキャリバンとミランダに凄〜く似ていると思うのです。
RSCのエヂュケイション部の方々が、未だジャニーズが買い取る前の東京グローブ座
にシェイクスピアを教えに来てくださっていましたが、
その時に彼らから聞いた話では、キャリバンはイギリスの植民地時代(東インド会社と
か何とかの・・・)原住民のことだそうで、プロスペローは勝手にやってきて原住民を
奴隷にしている支配者だとのこと、
最近はキャリバンを昔のように怪物として描くのではなく、被支配被差別民として描く
ようになってきたとか・・・

モノスタトスとパミーナもそう思って眺め直してみると、成る程!と思ってしまうんですね(^_-)

今回はやりませんでしたが、モノスタトスがパミーナを襲おうとして歌う「白いのは美しい・・・」
うんぬんというのも、奴隷にされた原住民が支配者の娘を犯し、支配したい、ある意味の
復讐をしたいと思っているのかも???
そう思うとこの「白いのは美しい・・・」という言葉も新たな意味を持って輝いて見えてきます。
文字通りの意味と逆説と・・・更に一般化するなら、男が女を自分の物にするとき、
純粋な愛情と支配したい欲望が両方交錯するのは、日常でも良くあることですよね?!

勝手なことを書き散らしてしまいましたが、色々想像を巡らしてみるのもオペラを観たり
囓ったりするときの楽しみかも???

それでは、来年を楽しみに・・・(^_^)


「品川心中」な発表会  もときしんぺい(ピアノ、粟山クラス)

前の投稿で
「会場のピアノと心中するくらいの勢いで、おしまいまでちゃんと弾きたいです!」
と宣言してしまった手前、後にひけなくなってしまい、悲壮な思いで練習していました。

結果です。
プログラムに書いたCのトラウマ「3色鍵盤に変える黄色い照明」には勝った。「ど
−だまいったかオレは強くなって帰ってきたんだ!」と会場の照明を指さしてシャウ
トしたかったところですが、実際ははげしく緊張してしまいました。

アルペジオははずす、ペダルは踏みっぱなし、「こんなに震えているならトリルは
こっちのものだ」と前向きに解釈していたのにトリル入らない・・・おしまいなんて
「神に見捨てられた男」の心境で弾いていました。

演奏後の拍手には救われましたが(深謝!)、控室に戻るや床にへたりこんで。
背中が動くたびに神経がびりびりふるえ、どういう風に神経が通ってるのか分かるほ
ど。
疲労困憊したわたしは、発表会の後、わき目もふらず帰宅し、ふて寝していました。

発表会の翌日がレッスンという悪魔のハカライのようなスケジュールも、何とかこな
しました。

実は、今も練習中です。
わたしが言うので説得力がないかもしれませんが、この本番後の練習はおすすめした
いです。
自分の出す音を冷静に聴ける状態に戻ったからでしょうか。

きょう星名さんから、写真とビデオを受け取りました。

写真。上の方を向いて、口半開きで、何か、恍惚としています。
いったい何を「感じて」いたのか・・・単に鍵盤見るのがおっかなかっただけだったりして。

ビデオはこれから見ます。恥ずかしさが甦ってきて耳から血が出そうな予感がするけ
れど、ま、しょうがないな。
「来年こそはっ!」
とリベンジを誓うのでありました。

ほかの方の、音楽への愛情がこもった演奏から、テクニック・解釈・ステージマナー
などでインスピレーションをたくさん受けたことを最後につけ加えておきたいと思います。


ありがとうございました。